水草育成に圧倒的にソイルをオススメする4つ理由

How to Aquarium

こんにちは! 黒田です。
すっかり気温も下がり寒いですね… ミスト式が中々思うように育たない。
そんな時期ですが張り切っていきましょう!

今回は水草レイアウトに欠かせない『ソイル』のお話です!
Here we go!

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ソイルをおすすめする4つの理由

例のごとく結論から行きましょう。

  1. 水草の成長に必要な様々な栄養素が含まれている
  2. 多孔質なのでバクテリアの住処となる
  3. 比較的粒が大きく、通水性が確保できる
  4. 水質を弱酸性に傾ける性質がある

上記4つが水草レイアウトにソイルの使用をおすすめする理由となります。
知らない方は是非覚えておきましょう!

知ってるよーって方は復習がてら見ていってくださいね!

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水草育成に欠かせないソイルって何? 

みんなソイル、ソイルっていうけどそもそもなんやねん!
という方達へさくっとご説明させていただきます。

  • 土を焼き固めたもの
  • 粒の大きさには数種類ある
  • 色が黒っぽいものや赤ものがある
  • ソイルには大きく2種類存在する

このあたりを押さえておくと良いでしょう。

ソイルとは土を焼き固めたもの

ソイルとは呼んで字の如く、土を固めたものになります。
黒いソイルなどの主な原料は黒ぼく土であることが多いです。
火山灰など無機物と栄養たっぷり土が混ざっているアレですね!

園芸用の土だとふかふかすぎて水に入れても浮いてしまったり
すぐに濁る、水を含むとべちょべちょになり通気性も悪くなりそう…
その為焼き固めることで水の中でもある程度形が持続できるのです。

ソイルとは粒の大きさには数種類ある

各社から色々な種類のソイルが販売されていますが
メーカーによって大きさも様々です。

一般的には粒の大きいものから順に並べると・・・
ノーマル>パウダー>スーパーパウダー
この3種類が一般的です。

粒が大きいメリット『通水性が高まる』『寿命が長い』
粒が小さいメリット『水草が植えやすい』『見た目が良い』

となります。 水槽の維持期間などを考慮し選びましょう。
また、下層は粒の大きなソイル→上層に粒の小さなソイルとすることで
両方のメリットを享受することっも可能です! おすすめ!


ソイルとは色が黒っぽいものと赤っぽいものがある

ソイルは砂などと違って色の種類はそこまで多くないです。
大きく黒っぽいもの赤っぽいもの(薄いもの)が存在します。

先に述べたように黒っぽいものの方が比較的栄養が多いイメージです。
赤と聞くと赤玉土を思い浮かべる方も多いと思いますが、あのように栄養が少ないです。

では赤っぽいものだと水草は育たないのかと聞かれると答えはNo。
例え含まれる栄養素が少なくとも後から追加することで育ちます。
固形肥料液体肥料なども用いることで同様に水草を育てることも可能です。

ソイルには大きく二種類存在する

  • 栄養系ソイル
  • 吸着系ソイル

聞いたことあるでしょうか?
まぁ感じを見れば意味は理解できるかと思います。笑

それについては後述します。

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ソイルと砂利の違いを考える

底床の2大巨頭といえば

  • 砂・砂利
  • ソイル

この2つです。
砂に関しては別記事でまとめていますので良ければご覧ください。



ソイルを使用するメリット4選

  1. 水草の成長に必要な様々な栄養素が含まれている
  2. 多孔質なのでバクテリアの住処となる
  3. 比較的粒が大きく、通水性が確保できる
  4. 水質を弱酸性に傾ける性質がある

前述したこちらを少し掘り下げてみましょう。

水草の成長に必要な様々な栄養素が含まれている

ソイル(アクア用)はそもそも水草を綺麗に育てるために作られたもの。
なので成長に必要な栄養分やミネラルを含んでいます。

栄養系ソイルは勿論、吸着系ソイルでも多くはないが栄養素は入っているので
安心して水草育成をしてみてください!

多孔質なのでバクテリアの住処となる

多孔質とは孔(あな)が多いという意味です。
孔が多いことによって表面積が増え、よりバクテリアが住みやすくなります。

ソイルだけでなく濾過に使うろ材にも言えます。
なるべく多孔質な素材を使うことで水槽内の環境が良くなるでしょう。

比較的粒が大きく、通水性が確保できる

粒が大きいということはつまり、重なったときに隙間が出来やすいということ。
隙間が出来るので水が通りやすくなります。 水は同時に酸素を運びますので
ソイルの中に住むバクテリアへも酸素が供給されることで、より働いてくれます笑

ささ、存分にバクテリアに酸素を供給してやりしっかり働いてもらいましょう笑
バクテリアを働かせることこそ水槽の環境を良好に保つための方法なのです。

また、水草の根張りが良くなるというのもメリットとなるでしょう。

水質を弱酸性に傾ける性質がある

これは化学の話になりますのでさらっと。
ソイルは陽イオン交換を行う性質があります。
水中のカルシウム(Ca2+)やマグネシウム(Mg2+)などの陽イオンを
吸収することで水質の硬度とpHを下げ、弱酸性の軟水に傾けます。

多くの淡水魚や水草は弱酸性の軟水を好む為、ソイルによる性質が
水草育成は勿論、魚の育成にも適しているということですね!


ソイルを使用するデメリット3選

  • 力を加えると粒が潰れる
  • 基本的には使い捨て
  • 寿命がある

力を加えると粒が潰れる

いえ、ダジャレではないです(真顔)
ソイルは焼き固めているとは言え、力を加えると潰れます。
なので水槽の立ち上げ時にソイルを入れたまま石の配置をあーだこーだしていると
ソイルが潰れてしまい、注水時に濁りが出たりします。

基本的には使い捨て

砂・砂利との違いですね。
リセット時にソイルを掻き出しても、再使用はあまりおすすめしません。
病気などの原因になったり、後述する寿命の面でもおすすめできません。
水上用の育成などで使用します。 水中では使わないのが無難です。

寿命がある

ここが最大のデメリットでしょうか。
ソイルを使用して水槽を立ち上げたとしてもずっと維持できるわけではありません。
ソイルは時間が経つとだんだんと劣化し、ヘドロのように潰れてしまいます。

そうなってしまってはこれまで土の中のバクテリアへと送り込めていた酸素も
供給できなくなり、だんだんと水質が悪化していきます。

なので定期的にソイルの入れ替えや、リセットが必要となってしまいます。。。

栄養系ソイルと吸着系ソイル

Brown Shovel

さて、先に大きく2種類に分けられるといったソイルですが
それぞれの簡単な性質とおすすめソイル(私が使用したことのあるもの)を
ご紹介して今回の〆としましょう!

栄養系ソイル

名前の通り、先にも触れましたが成長に必要な栄養素やミネラルなどを豊富に含んでいます。
ソイルを使用する中でも栄養系ソイルはさらに水草育成に特化したものです。

その反面、栄養が豊富すぎるため栄養素を使用する水草の量が少ないなどの場合
コケの発生原因となりますので使用には注意が必要となります。

ではオススメのソイルを紹介しましょう。

ADA アマゾニア

栄養系ソイルといえば? とアクアリストに確認すると、十中八九答えで出ます。
ご存知ADAはネイチャーアクアリウムを絶対的理念としており水草育成に重きを置いています。
そのため、抜群の栄養を含んでいます。

と、同時に初心者には扱いが難しいソイルです。
前述の通りコケまみれになってしまう危険性があります

対策としては水草を大量に植えておく、換水頻度を上げて不要な栄養素を排出する
これを行うことである程度はコケへの対策となるでしょう。
最新のアマゾニアVer.2は比較的栄養素を抑えてある為、まだ扱いやすいと思います。

また、ADA製品の為、通販での購入は基本的には出来ません。
ADAの特約店へ出向かないと手に入れられないのもデメリットです、、、

GEX 水草一番サンド

ADA程ではないですが、こちらも名前の通り水草育成を意識したソイルです。
GEXさんは本当に手広いですねぇ…笑

栄養系ソイルを使ってみたいけどADAはちょっと怖い・・・
そんなあなたには水草一番サンドをオススメします!

ただ一点挙げるなら粒が大きいということでしょうか。
前景草を植える際は十分い根が張ったことを確認したからエビを入れましょう!

吸着系ソイル

吸着系ソイルって何を吸着すると思いますか??
有害なアンモニアや亜硝酸を吸着すると思っていませんか??
いいですよね、それらを吸着してくれれば水替えを必要としない水槽が・・・

しかし! そんな甘い話はないのです笑
では何を吸着するの??

何かを吸着するというよりは、先に答えた『陽イオン交換』が
活発に行われるソイル。
 とでもいいましょうか?
というよりも、ほぼすべてのソイルが陽イオン交換をして水質を維持します。

で、より栄養素を含むものを栄養系ソイルと呼ぶ。 が正しいでしょうか。

まぁざっくり簡単にいうと、水質を維持しやすいソイル。 でいいでしょう笑

JUN プラチナソイル

黒田大好きプラチナソイル。

安い! 粒サイズも豊富!
私は下層にアマゾニア、上層にプラチナソイルのパウダータイプを使うのが多いです。
THE 平均ちょい上。笑
初めてソイルを使用する人にはおすすめしたい逸品です!

GEX ピュアソイルブラック

黒い!! 黒のソイルは水槽内が引き締まった感じになっていいですねぇ。
安心安全GEXさん。 栄養素は少なめのイメージですが、粒が硬いのでブレイクしにくい気がします。
あと、ホームセンターなど専門店以外でも結構見かけるので手に入りやすいですね!

Marfied コントロソイル

海水水槽で絶大な人気を誇るマーフィードのソイル。
ピュアソイルブラックとは反対に栄養素がそこそこ含まれているかわりに潰れやすいかなぁ。。。
多くのソイルの大パッケージは8Lとがが多い気がしますがこいつは10L入ってます!笑

なんかお得な気がします←

まとめ

いかがだったでしょうか?
水草レイアウトを立ち上げるには切っても切り離せない関係のソイル。
様々な種類がありますが、自分の立ち上げたい水槽をイメージし
それに見合ったソイルをチョイスすることが大切です!

あなたのおすすめソイルも教えてくださいね!
ではでは~^^

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